無職でもクレジットカードを作る方法
クレジットカードの審査において重要視されるのは、年収や勤続年数、持ち家の有無といった属性情報です。収入がない無職の方がクレジットカードに申し込んだ場合、上記のような例は限りなくゼロに近い状態のため、審査に通過することが難しくなります。
さらに、カードの申し込み者がカードを利用した履歴「クレジットヒストリー(クレヒス)」も、審査で重要視されます。定期的にカードを利用し、問題なく料金返済を繰り返したクレヒスは審査において高く評価されますが、カード利用履歴がない場合や返済に問題があった場合の評価は低くなります。
クレヒスは個人信用情報機関という機関に個人信用情報として記録されています。個人信用情報機関には銀行や消費者金融からも情報を収集しているので、借金やローンなどの情報も記録されています。過去に借金があったり、返済の延滞があったりした場合、信用力の面で属性情報の評価が低くなり審査に通りにくいです。
クレジットカード会社は、申し込み者の返済能力や信用力を審査してカードを発行するか決めます。そのため、属性情報が整っておらず個人信用情報も有利ではない無職の方は、アメリカン・エキスプレス・カード やダイナースクラブカードのようなステータス性が高いクレジットカードの審査に通過することは困難です。
無職の方は、信用情報がなくても発行できるクレジットカードを選んで申し込み、属性情報をカード会社に信用されるように提出することが肝心です。
属性情報や個人信用情報に難があっても審査に通る可能性があるクレジットカードを紹介しますので参考にしてみてください。
楽天カードは審査が甘いカードとして有名ですが、審査に通るには「安定した収入があること」が条件の一つになるため、無職の方が審査に通るのは厳しいです。
しかし、楽天カードはカード申込者以外にも、家族や同居者など利用者の代わりに支払いを立て替えてくれる存在がいれば審査通過可能です。
また、申込者本人もしくは家族が住宅ローン支払いを経験している場合は、「家を売却してでも楽天カードの利用額を支払ってくれるはずだ」と判断して審査に通る可能性があります。
楽天カードの利用者本人の収入以外に支払いの手段があることをアピールすることが審査に通るコツです。楽天カードの申し込み時には「世帯年収」を必ず確認されるため、忘れずに記入しましょう。
イオンカードは大手スーパーのイオンが発行する流通系カードで、収入が無い方でも審査に通る可能性が高いです。無職ならば誰でも通るわけではなく、利用者が主婦(主夫)であることと、利用者の配偶者が十分な収入を得ていることが条件です。
イオンカードは主な利用者層が主婦(主夫)なので、収入のない専業主婦(主夫)でも審査に通します。既婚者であれば審査通過の可能性が高いです。
Amazonの発行するAmazon MasterCardクラシックは審査が甘いカードではありませんが、インターネットでは
・無職でも審査に通った
・年金生活者でも審査に通った
と報告されており、利用者の信用情報によっては簡単に審査に通ると評判です。Amazonカードの申込時に「即時発行サービス」を選択すると3分程度で入会審査が完了し、本カード発行までの間は仮カードとして「Amazonテンポラリーカード」の番号が発行され、 Amazonですぐに買い物ができます。審査に通ると後日、本カードが登録住所宛に郵送されます。
なお、Amazonテンポラリーカードの利用可能上限金額は3万円、利用可能期間は最長で3か月です。また、本カードの審査が否決された場合は、その時点で仮カードは使えなくなります。
三井住友VISAカードはステータス性が高く、一般的には審査に通りにくいと言われています。しかし、三井住友カードが審査で重要視されるのは事故情報(ブラックリスト情報、クレヒス情報)です。過去の支払い履歴は厳しく審査されますが、属性情報に関してはルーズです。
三井住友VISAクラシックカードの申し込みフォームでは、職業欄の選択先に「無職の方」という項目があります。これは三井住友VISAクラシックカードが無職にも発行している証拠です。
無職でも作れる家族カード
家族がクレジットカードを持っている場合、審査なしで作れる家族カードを申し込みすると良いでしょう。
家族カードとは、追加発行できる付帯カードの一種です。安定した収入を持つ本会員(最初にクレジットカードを契約した人)の信用に基づき、本会員の家族や配偶者に発行されるカードです。家族カードは、本会員カードとほぼ同じ機能を使えます。
家族カードを発行するときは、本会員のみに審査が行われます。家族会員の職業や収入は審査されることなく家族カードを手に入れることが可能です。
ただし、家族カードには3つのデメリットがあります。そのため家族カードを作るよりも自分のカードを新規発行することをおすすめします。
・家族会員の支払い請求は本会員と同じ請求書で送られるため、家族会員が何をいくらで購入したのか(利用金額)が家族に把握されてしまう
・本会員カードと家族カードは限度額を共有しているため、本会員カードの利用額が限度額いっぱいになると、家族カードを利用ができなくなってしまう
・家族カードの利用履歴はクレヒスとして残らない
プリペイドカードは、料金を先払い(チャージ)することで利用できるカードです。VISAやMasterCardといった国際ブランドを採用しているプリペイドカードは、クレジットカードのように店舗やネット通販での支払いに利用できます。
プリペイドカードは発行審査なしなので、審査に通らない方におすすめです。
WebMoney Cardは、ウェブマネーが発行するプリペイドカードです。WebMoney Cardはインターネット向け電子マネーの「WebMoney」用カードで、支払いに使うためには、あらかじめ利用額をチャージしておく必要があります。ネットショッピングでの支払いはもちろん、国際ブランドにMasterCardを採用しているため、MasterCardの加盟店であれば、実店舗でもクレジットカードのように支払いに利用できます。
WebMoney Cardは、利用額に応じて最大0.5%のキャッシュバックが発生します。度々キャッシュバック率増加キャンペーンを行っており、期間中は最大1.5%までキャッシュバック率がアップするのも魅力です。
LINE Payカードは、LINEが発行するプリペイドカードです。LINEサービス料金の支払と、国際ブランドJCBの加盟店で利用可能です。
LINE Payカードはポイントプログラムが設定されており、還元率2%でポイントが貯まります。還元率2%は、一般的なクレジットカードと比較しても超高還元率です。
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