【「罪の声」評論】原作を凌駕する、作り手の覚悟が滲み出た本気の社会派作品
142分という尺をどう感じるか。鑑賞者にどれほどの余韻をもたらすかによって解釈は千差万別だろうが、「罪の声」は冒頭からグイグイと観る者を惹きつけ、片時も目を離すことを許さない力感がある。それは、多くの日本人にとって忘れることができない実在の事件を題材にするなかで、作り手ひとりひとりの覚悟がそうさせていると言っても良いかもしれない。ベストセラーとなった塩田武士氏の原作小説は、元新聞記者だった著者による緻密な取材、検証が織り交ぜられ、理論武装する必 全文
映画.com 10月29日19時00分
Source: 映画1
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