【「TENET テネット」評論】順行時間VS逆行時間。ノーランのハイコンセプト大作は知性を弄し、動的興奮へと導く
「ダークナイト」(08)以後の興行的成功を手形に、ハリウッドで作家性を堅持するクリストファー・ノーランの最新作。映画史上最大の上映規格であるフィルムIMAXを自作に用い、観客に没入感の深い視覚的トリップを提供。代わりにエンタテインメントにありながらも実験色の濃い、ノンリニアな構造を持つ物語への取り組みを正当化させている。スタジオ主導では通りにくいハイコンセプトな企画を成立させ、観る者の脳を沸騰させるがごとき知の極地へと誘う。作品のジャンルはノーラン自 全文
映画.com 09月18日07時00分
Source: 映画1
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