【「マーティン・エデン」評論】“ロマンティックなエゴイスト”なジャック・ロンドンを見事に表現している
ジャック・ロンドンといえば、かつては何度も映画化された「野性の呼び声」「白い牙」に代表される動物小説の作家として知られているが、近年ではロンドンの貧民窟を仮借なきリアリズムで描いた鮮烈なルポルタージュ「どん底の人々」、そして自己の飲酒体験を瞑想的に綴った「ジョン・バーリコーン」や魂の遍歴を赤裸々に吐露した長篇「マーティン・イーデン」のような自伝的物語こそが、この天才作家の本領を発揮した傑作として高い評価を得ている。「マーティン・エデン」は、そ 全文
映画.com 09月20日21時00分
Source: 映画1
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