【「おもかげ」評論】濃密なサスペンス短編を予想もつかない形で発展させた、ある母親の謎めく心の軌跡
いきなり冒頭、息もつまる見どころがやってくる。マドリードの自宅アパートにいる若い母親エレナのもとにかかってきた1本の電話。その電話の主は、離婚した元夫とフランスを旅している6歳の息子イバンだ。母子の微笑ましい会話は、なぜかイバンが誰もいない海辺に置き去りにされていることが明らかになるにつれ、不穏な空気が漂い始める。そしてひとりぼっちのイバンの身に危険が迫るや、エレナの漠然とした不安はより具体的で生々しい戦慄へと変わり、ついには決定的な恐怖と化して 全文
映画.com 10月24日21時00分
Source: 映画1
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